金掘(読み)かねほり

精選版 日本国語大辞典 「金掘」の意味・読み・例文・類語

かね‐ほり【金掘】

  1. 金掘〈七十一番職人歌合〉
    金掘〈七十一番職人歌合〉
  2. 〘 名詞 〙 鉱山で金銀鉱などを掘りとること。また、その人。坑夫。かなほり。
    1. [初出の実例]「俄に穴の口崩れ塞がるに、穴に入れる鉄堀(かねほり)の民等、恐れ迷て競ひ出る間」(出典今昔物語集(1120頃か)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の金掘の言及

【城攻め】より

…これらの構築に必要な竹,材木,鉄,炭などの資材と,大工,鍛冶などの職人を集めることも,城攻めには不可欠な作業であった。また地下から坑道によって城内に入る方法もとられたが,この坑道を掘るためには鉱山から多数の金掘が動員された。第3段階は石垣と塀をよじ登っての総攻撃であるが,この場面では城からの投石も威力を発揮した。…

※「金掘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android