金比羅歌舞伎(読み)こんぴらかぶき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「金比羅歌舞伎」の意味・わかりやすい解説

金比羅歌舞伎
こんぴらかぶき

香川県琴平町の金丸座で毎年1回行われる歌舞伎公演。金丸座は現存する劇場では最古建物となり,国の重要文化財に指定されている。中村吉右衛門,沢村藤十郎らがこの劇場を見て,ここで芝居をしたいと言いだしたのがきっかけで 1985年から始った。江戸期そのままの建物を利用し,自然光とローソクで照らされた舞台升席で見るという雰囲気は江戸期そのまま。せりも人力回しになっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android