デジタル大辞泉 「雰囲気」の意味・読み・例文・類語 ふんい‐き〔フンヰ‐〕【雰囲気】 1 天体、特に地球をとりまく空気。大気。2 その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。ムード。「家庭的な雰囲気の店」「職場の雰囲気を壊す」「雰囲気のある俳優」[補説]「ふいんき」と発音する人が増えているという調査結果がある。[類語]ムード・空気・佇まい・気分・気色・におい・感じ・様子・気配けはい・アトモスフィア 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「雰囲気」の意味・読み・例文・類語 ふんい‐きフンヰ‥【雰囲気】 〘 名詞 〙① 天体、特に地球をとりまく気体。[初出の実例]「雰囲気者、不下啻交中諸雰気蒸気之自レ地升騰者上、気之原質亦不レ一」(出典:気海観瀾(1827))② その場所や、そこにいる人たちが自然に作り出している、ある感じ。また、ある個人がまわりの人たちに惑じさせる特別な気分。ムード。[初出の実例]「月はなほ夜の氛囲気の朧なる恐怖に懸る」(出典:邪宗門(1909)〈北原白秋〉魔睡・濃霧)雰囲気の語誌幕末までは、オランダ語 Lucht の訳語として①の挙例「気海観瀾」などの蘭学書に見える言葉であったが、明治初期に英語 atmosphere の訳語として一般化した。明治末期頃から意味が抽象化して、②の意味に転じた。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by