金華山丸
きんかさんまる
三井船舶株式会社(現在の株式会社商船三井)所属で就航した、航洋船としての世界最初の自動化船。1961年(昭和36)11月建造。8316総トン、全長150メートル、最大速力21ノット。将来の完全自動化船や遠隔操縦を目標としての第一段階のものであった。貨物船で機関室諸機械の遠隔操縦や計器類の集中監視に重点を置いて成功し、後の自動化船出現のパイオニアとなった。
[茂在寅男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 