釘貫門(読み)クギヌキモン

デジタル大辞泉 「釘貫門」の意味・読み・例文・類語

くぎぬき‐もん【×貫門】

門柱上部に2本の貫を通し、下に扉をつけた簡単な門。屋敷通用門や、町の入り口関所などに設けられた。

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精選版 日本国語大辞典 「釘貫門」の意味・読み・例文・類語

くぎぬき‐もん【釘貫門】

  1. 〘 名詞 〙 両方の柱の上部に二本の貫を通し、下に扉を入れた門。くぎぬき。釘門。〔運歩色葉(1548)〕

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世界大百科事典(旧版)内の釘貫門の言及

【門】より

… 冠木(かぶき)門は2本の門柱の上に横木をのせたもので,〈衡門〉ともいわれ,上土門とともに武家の屋敷に用いられた。釘貫(くぎぬき)門は2本の門柱の上部に貫を通したもので,冠木門と似ているので,現在では混同されている。平安時代の文献にはすでに見え,神社,住宅,町の木戸関所などに用いられている。…

※「釘貫門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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