釜焦(読み)かまこげ

精選版 日本国語大辞典 「釜焦」の意味・読み・例文・類語

かま‐こげ【釜焦】

  1. 〘 名詞 〙 釜の中で米などが焦げついて黒くなること。また、その焦げついたもの。特に、「地獄の釜焦げ」の形で、極悪人や罪深い者をいうのに用いる。
    1. [初出の実例]「三界の主を背(そむき)、遠き西方極楽阿彌陀を頼まんこそ、ただ地獄のかまこげよ」(出典仮名草子・夫婦宗論物語(1644‐46頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む