鈍げ(読み)ドンゲ

デジタル大辞泉 「鈍げ」の意味・読み・例文・類語

どん‐げ【鈍げ】

[形動ナリ]にぶくて気がきかないさま。おろかなさま。また、のろくさいさま。
「ええ―な」〈浄・重井筒

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鈍げ」の意味・読み・例文・類語

どん‐げ【鈍げ】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「げ」は接尾語 )
  2. にぶくて気のきかないさま。愚かなさま。
    1. [初出の実例]「三絶とて、才絶・画絶・痴絶と云て、ぼうけで、とんげなるものぞ」(出典:霊雲院本湯山聯句抄(1504))
  3. まだるっこいさま。のろくさいさま。生気のないさま。
    1. [初出の実例]「どんげなかほを見るにつけても、こちらのもむすこにわるいせきが出る」(出典:雑俳・大福寿覚帳(1711‐16頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android