鈍臭(読み)ノロクサ

デジタル大辞泉 「鈍臭」の意味・読み・例文・類語

のろ‐くさ【鈍臭】

[副](スル)動作がいらいらするほど遅いさま。「鈍臭して仕事が少しもはかどらない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鈍臭」の意味・読み・例文・類語

どん‐くさ・い【鈍臭】

〘形口〙 どんくさ・し 〘形ク〙
① まだるっこい。のろくさい。また、ばからしい。あほらしい。まがぬけている。
評判記色道大鏡(1678)一「鈍(ドン)くさし 同じく鈍なる事也。鈍なると斗いへば、詞ふりたるゆへに あたらしくいひそへたる也」
② あいにくである。不都合である。

のろ‐くさ【鈍臭】

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 動作がてきぱきしないでにぶいさまを表わす語。のろのろ。
※泣き笑ひ(1907)〈国木田独歩〉「又た彼の魯鈍(ぐづ)のことだから、のろくさのろくさして居るのだらう」

のろ‐くさ・い【鈍臭】

〘形口〙 のろくさ・し 〘形ク〙 (「くさい」は接尾語) 「のろい(鈍)」を強めていう語。いかにものろのろしている。軽蔑の意をこめてもいう。
※雑俳・歌羅衣(1834‐44)五「のろくさい悪体除夜の所がら」

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