鉄の楯(読み)くろがねのたて

精選版 日本国語大辞典 「鉄の楯」の意味・読み・例文・類語

くろがね【鉄】 の 楯(たて)

  1. 鉄製の楯。
    1. [初出の実例]「高麗(こま)の、鉄の盾(タテ)、鉄の的(まと)を貢る」(出典日本書紀(720)仁徳一二年七月(前田本訓))
  2. きわめて堅固なもの、この上なく強く頼もしいもののたとえ。
    1. [初出の実例]「是さへ御座れば、鉄の楯で御ざる」(出典:虎寛本狂言・空腕(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android