鉄湯(読み)てっとう

精選版 日本国語大辞典 「鉄湯」の意味・読み・例文・類語

てっ‐とう‥タウ【鉄湯】

  1. 〘 名詞 〙 灼熱してどろどろに溶けた鉄。
    1. [初出の実例]「火輪鉄湯因之変清凉地」(出典江都督納言願文集(平安後)五・応徳二年八月廿四日付逆修願文)
    2. 「八大地獄の罪人の〈略〉猛火鉄湯(テッタウ)に身を焦す覧(らん)も、角(かく)やと思ひ知られたり」(出典:太平記(14C後)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む