罪人(読み)ツミビト

デジタル大辞泉 「罪人」の意味・読み・例文・類語

つみ‐びと【罪人】

罪を犯した人。ざいにん。
キリスト教で、原罪を負う人間一般をさす。
[類語]罪人ざいにん咎人犯人・犯罪人・犯罪者前科者お尋ね者凶状持ち縄付き下手人

ざい‐にん【罪人】

罪を犯した人。つみびと。
[類語]犯人咎人罪人つみびと・犯罪人・犯罪者前科者お尋ね者凶状持ち縄付き下手人

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精選版 日本国語大辞典 「罪人」の意味・読み・例文・類語

ざい‐にん【罪人】

  1. 〘 名詞 〙 罪を犯した人。罪のある人。つみびと。とがにん。
    1. [初出の実例]「勿当年租調并正税利。唯武漏郡本利並免。曲赦罪人」(出典続日本紀‐大宝元年(701)一〇月戊申)
    2. 「三世仏の済度にもれたる五逆の罪人も」(出典:海道記(1223頃)東国は仏法の初道)
    3. [その他の文献]〔書経‐湯誥〕

つみ‐びと【罪人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 罪を犯した人。刑を受けている人。犯罪者。ざいにん。科人(とがにん)。つみうど。つみんど。
    1. [初出の実例]「諫(いさ)めて曰く、王たる者(ひと)は刑(ツミ)人を近(ちかつ)けず」(出典:日本書紀(720)用明元年五月(図書寮本訓))
  3. キリスト教で、原罪を持つ人間をいう。

つみんど【罪人】

  1. 〘 名詞 〙 「つみびと(罪人)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「かなしむべき風雅の罪人(ツミンド)ならむ」(出典:俳諧・葛の松原(1692))

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普及版 字通 「罪人」の読み・字形・画数・意味

【罪人】ざいにん

犯罪者。〔孟子、告子下〕五三王の罪人なり。今の侯は、五の罪人なり。

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