鉄葡萄石(読み)てつぶどうせき

最新 地学事典 「鉄葡萄石」の解説

てつぶどうせき
鉄葡萄石

ferriprehnite

ぶどう石の鉄置換体の鉱物。Ca2Fe3+(AlSi3)O10(OH)2,直方晶系,空間群Pma2,格子定数a1.8615nm, b0.5488, c0.4674,Z =2。無色透明~淡緑色,ガラス光沢。硬度6½。比重2.97。板状結晶の扇状ないし球状集合体。島根半島古浦が鼻の変玄武岩中に熱水作用により生じる二次鉱物。1992年に加藤昭ほかにより本産地から記載,2020年に永嶌 真理子ほかにより命名。4配位席のSiとAlの秩序-無秩序配列に起因する対称性の変化が知られる。完全無秩序配列の場合,空間群はPncm。参考文献:M.Nagashima et al. (2021) J. Min. Petrol. Sci., Vol.116: 129

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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