鉤鼻(読み)カギバナ

デジタル大辞泉 「鉤鼻」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐ばな【×鉤鼻】

鼻柱がかぎのように鋭く曲がった鼻。わしばな。
平安時代大和絵で、顔の描写法。→引目鉤鼻ひきめかぎばな

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉤鼻」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐ばな【鉤鼻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鼻柱が鉤のようにとがり曲がっている鼻。わしばな。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 画法一つ。平安時代の大和絵(やまとえ)の描き方の一様式で、細い直線を鉤形に描いて鼻を表わしたもの。「引目(ひきめ)鉤鼻」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android