最新 地学事典 「鉱物脈」の解説
こうぶつみゃく
鉱物脈
mineral vein ,vein
岩石中に亀裂が形成し,流入した水などから鉱物が析出して充塡したもの。鉱物脈の産状から,亀裂形成の時期や応力状態が推定され,充塡鉱物の結晶に含まれる流体包有物の分析により流体の温度や塩濃度を推定することができる。鉱物脈は,亀裂開口速度,結晶成長速度,母岩の鉱物種類,流体組成などの要因により多様な結晶成長組織を示す。複数回の亀裂形成─析出を繰り返す組織を示すものがあり,地震現象に関連した流体活動が議論されている。
執筆者:岡本 敦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

