日本歴史地名大系 「鉾木村」の解説 鉾木村ほこのきむら 富山県:婦負郡婦中町鉾木村[現在地名]婦中町鉾木井田(いだ)川中流左岸に面する呉羽山(くれはやま)丘陵の東側斜面に位置。東隣の大坪(おおつぼ)村の枝村で、開拓者は宇津定次郎家の祖先で、明和年間(一七六四―七二)五福(ごふく)村(現富山市)から移住し、開拓の傍ら鍛冶職を営み、とくに刀剣を鍛える技術に対し名声が高く、剣を鉾ともいったところから鉾木と称するようになったという(婦負郡志)。元禄一一年(一六九八)の古田新田高村付改帳(前田家文書)によれば、明暦四年(一六五八)から延宝年中(一六七三―八一)の新田という。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報