銀花・銀華(読み)ぎんか

精選版 日本国語大辞典 「銀花・銀華」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐か ‥クヮ【銀花・銀華】

〘名〙
銀色の花。また、種々の装飾に用いる銀製の花。
※壬生家文書‐鳥・文永六年(1269)七月二日(古事類苑・神祇九)「弘長元年十一月〈略〉是鴨御祖社司言上、去十一月八日酉時、西宝殿御戸両方扉并柱等銀花開事也。官卜云、依本所神事違例不浄致之上、怪所可口舌事歟」
灯火の美しく見えるのをたとえていう語。
※新撰朗詠(12C前)上「遠く憐ふ珠砌の銀花の乱るることを、近く愛す年家の獣炭の馴れたることを〈源順〉」
③ 降る雪をたとえていう語。《季・冬》
文華秀麗集(818)下・奉和翫春雪〈藤原冬嗣〉「玉貌氛氳珊瑚殿。銀華繚繞玳筵」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android