錐嚢中に処るが如し(読み)キリノウチュウニオルガゴトシ

デジタル大辞泉 「錐嚢中に処るが如し」の意味・読み・例文・類語

きり嚢中のうちゅうるがごと

《「史記」平原君伝から》錐の先が袋から突き出るように、英才は隠れていてもいつか必ず真価を現すということ。
[類語]嚢中の錐ふくろを通す瑠璃るり玻璃はりも照らせば光る

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精選版 日本国語大辞典 「錐嚢中に処るが如し」の意味・読み・例文・類語

きり【錐】 嚢中(のうちゅう)に処(お)るが如(ごと)

  1. ( 「史記‐平原君伝」の「夫賢士之処世也、譬若錐之処嚢中。其末立見」による ) 英才は隠れていても必ずその才能や真価が現われることのたとえ。

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