錦切(読み)きんぎれ

精選版 日本国語大辞典 「錦切」の意味・読み・例文・類語

きん‐ぎれ【錦切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (にしき)の切れはし。
    1. [初出の実例]「緋縮緬のお紐で、錦裁(キンギレ)の亀の甲で、黒びらうどのお腹かけ」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
  3. 明治維新当時の官軍が、錦旗を擁する目じるしとして肩につけていた錦の小ぎれ。転じて、官軍をもいう。錦片(きんひら)。〔随筆・村摂記(明治初)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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