官軍(読み)カングン

世界大百科事典 第2版の解説

かんぐん【官軍】

一般的に朝廷側の軍隊の意だが,狭義には戊辰戦争時の新政府側軍隊を指す。幕府側は〈賊軍〉とされた。1868年(明治1)鳥羽・伏見の戦後,征討大将軍に嘉彰親王が任命され,各地に鎮撫使が派遣された。さらに2月,東征大総督府が置かれ,大総督に有栖川宮熾仁(たるひと)親王が任命され,諸道総督府が設置された。ここに官軍は菊章旗(錦の御旗)を得,指揮体系もととのった。諸道総督府は,広範な軍令・軍政の権限を持ち,薩摩藩や長州藩などの実力者が参謀として加わり,戦局を指導した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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