鍵っ子(読み)カギッコ

デジタル大辞泉 「鍵っ子」の意味・読み・例文・類語

かぎっ‐こ【鍵っ子】

両親共働き留守のため、常に鍵を持たされている子供。昭和38年(1963)から昭和40年(1965)の流行語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鍵っ子」の意味・わかりやすい解説

鍵っ子
かぎっこ

学校から帰宅後の一定時間,継続的に,監護者がいない児童生徒をいう。 1960年代から,都市において共働き家庭が増加し,親より早く帰宅する子が,家の鍵を預けられて放任されている状態が目立ってきたことからこの呼称が生じた。地方自治体等は,学童保育施設を設け,放課後の鍵っ子の保育対策を行なっている。

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世界大百科事典(旧版)内の鍵っ子の言及

【学童保育】より

…537の市町村,3938ヵ所で約10万人の子どもが保育されている(全国学童保育連絡協議会,1980調査)。その起源は,1904年の神戸市婦人奉仕会による児童保管所に求められるが,第2次大戦後とくに60年代に〈鍵っ子〉対策として一般化した。しかし現在では,放課後の生活を子ども集団の力で営ませ,学校や家庭と違う独自な教育機能をもつものとして注目されるようになった。…

※「鍵っ子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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