監護者(読み)かんごしゃ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「監護者」の意味・わかりやすい解説

監護者
かんごしゃ

親権者後見人など監護権を有する者のほか事実上、現に18歳未満の者との間に継続的な保護・監督の関係がある者。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「監護者」の意味・わかりやすい解説

監護者
かんごしゃ

離婚の際,未成年の子の監督保護の権利義務を与えられた離婚当事者一方をいう (民法 766) 。離婚により,未成年の子に対する親権者は当事者の一方に定められる。また,監護権は親権一部分である。しかし,親権を与えられなかった一方に特に監護権だけを与えることが適当であるとされる場合がある。たとえば,幼児に対して父を親権者とした場合などに,母を監護者とすることがある。監護者の選定は離婚当事者の協議によるが,協議が成立しないときは家庭裁判所の定めるところによる。この監護の関係は非嫡出子認知の場合にも生じる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android