鎔笵(読み)ヨウハン

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「鎔笵」の意味・読み・例文・類語

よう‐はん【鎔笵】

  1. 〘 名詞 〙 考古学で、各種青銅器などを造る鋳型(いがた)のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鎔笵」の意味・わかりやすい解説

鎔笵
ようはん

金属器やガラス器を製作する際,その型をつくるため型入れする鋳型のことをいう。鋳型は砂,土,石などでつくられるが,その多く製品が完成するとそれを取出すため原型をこわしてしまうので,残存する例は石を除いては少い。大阪府茨木市東奈良遺跡では,凝灰質砂岩でつくられた流水文銅鐸用の完全な鋳型が発見され注目された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む