鎔笵(読み)ヨウハン

デジタル大辞泉 「鎔笵」の意味・読み・例文・類語

よう‐はん【××笵】

考古学で、鋳型いがたのこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「鎔笵」の意味・読み・例文・類語

よう‐はん【鎔笵】

  1. 〘 名詞 〙 考古学で、各種青銅器などを造る鋳型(いがた)のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鎔笵」の意味・わかりやすい解説

鎔笵
ようはん

金属器やガラス器を製作する際,その型をつくるため型入れする鋳型のことをいう。鋳型は砂,土,石などでつくられるが,その多く製品が完成するとそれを取出すため原型をこわしてしまうので,残存する例は石を除いては少い。大阪府茨木市東奈良遺跡では,凝灰質砂岩でつくられた流水文銅鐸用の完全な鋳型が発見され注目された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android