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鏝絵 コテエ

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デジタル大辞泉の解説

こて‐え〔‐ヱ〕【×鏝絵】

漆喰(しっくい)を使って左官職人が鏝で壁に浮き彫りにした絵。江戸中期に始まり、伊豆松崎町の左官、入江長八が大成したという。各地に残る。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

鏝絵

左官職人が使う道具の鏝(こて)で漆喰を塗ってさまざまな模様を描いた作品。民家の壁に家内安全などの願いを込めて飾られた。漆喰は、石灰や貝灰に海藻ののりや稲わらの繊維を混ぜたもの。江戸末期に現在の静岡県松崎町出身の左官、入江長八(伊豆長八)が鏝絵技術を発展させたとされる。

(2007-08-26 朝日新聞 朝刊 山口 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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大辞林 第三版の解説

こてえ【鏝絵】

漆喰しつくいを塗った上に、鏝で浮き彫り風に風景・肖像などを描き出した絵。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の鏝絵の言及

【伊豆長八】より

…伊豆松崎村(現,静岡県賀茂郡松崎町)の農家に生まれ,12歳ごろ同郷の左官頭領関仁助に弟子入りし,20歳ごろに江戸へ出た。左官技術を磨くかたわら,谷文晁の高弟喜多武清や狩野派に絵を学んだといわれ,しっくいによるレリーフに色彩を施した鏝絵(こてえ)を大成させた。30歳を過ぎて松崎へ帰り,菩提寺である浄感寺本堂に〈八方にらみの竜〉や〈飛天〉の鏝絵を残した。…

【漆喰】より

…白色が普通であるが,灰墨を混ぜた鼠(ねずみ)漆喰もあって,江戸時代以降民家に用いられた。また,江戸時代中期には色のついた漆喰を用いて外壁に紋所や文字,絵などの浮彫をつくる鏝絵(こてえ)が行われたが,のちには伊豆長八(いずのちようはち)など名工が出,内部の壁にも及んだ。洋風建築では天井のランプ吊り周辺に唐草模様などをつくることが盛んに行われた。…

※「鏝絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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