化学辞典 第2版 「長光路赤外線ガス分析」の解説
長光路赤外線ガス分析
チョウコウロセキガイセンガスブンセキ
long-path infrared gas analysis
長光路の試料セルをもつ赤外分光装置を用いるガス分析.光源からの連続赤外線を凹面鏡を用いて多重反射させ,試料気体中を反覆長距離通過させたのち,モノクロメーターで分光し,目的とする成分ガスによる吸収を測定する.これまでに使用されたもっとも長い光路は,アメリカの宇宙計画で使われた1.5 km であるが,通常は110~140 m である.検出限度は ppm 程度.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報