出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
入射光のなかから単色化された任意の波長の光を取り出すのに用いられる分光器をいい,プリズム型,回折格子型,および両者併用型に大別される.出口および入口スリット,コリメーター,およびそのほかのレンズ,鏡類とプリズムあるいは回折格子からなる.分光光度計の主要部分として,いろいろな波長範囲および分解能をもつものが非常に広汎に用いられているほか,これ自身が分光器としていろいろな機器に組み込まれて,光吸収あるいは発光スペクトルの解析や,逆に適当な光源とともにフィルターとして利用される場合もある.プリズム型は60°型のものが主として可視および近紫外光に対して用いられ,一方,回折格子型はこの領域だけでなく,より広い範囲の光に対して用いられ,これには透過型と反射型がある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
… (1)分光写真器spectrograph 分光光学系のスペクトル焦点面上に写真感光材(乾板,フィルムなど)をセットし,目的とする波長域のスペクトル写真を撮る装置。(2)モノクロメーターmonochromator 分光光学系のスペクトル焦点面位置にスリットを置き,目的とする波長の光パワー(スペクトル素分)を随時取り出せるようにした装置で,単色光器ともいう。スペクトル像とスリット間に波長方向に連続相対運動を与え,スペクトル素分を逐次取り出すこともできる。…
… (1)分光写真器spectrograph 分光光学系のスペクトル焦点面上に写真感光材(乾板,フィルムなど)をセットし,目的とする波長域のスペクトル写真を撮る装置。(2)モノクロメーターmonochromator 分光光学系のスペクトル焦点面位置にスリットを置き,目的とする波長の光パワー(スペクトル素分)を随時取り出せるようにした装置で,単色光器ともいう。スペクトル像とスリット間に波長方向に連続相対運動を与え,スペクトル素分を逐次取り出すこともできる。…
※「モノクロメーター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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