凹面鏡(読み)オウメンキョウ

デジタル大辞泉 「凹面鏡」の意味・読み・例文・類語

おうめん‐きょう〔アフメンキヤウ〕【凹面鏡】

反射面が凹形になっている球面鏡。広くは、表面が回転二次曲面である反射鏡をいう。反射望遠鏡探照灯などに利用。⇔凸面鏡
[類語]ミラー手鏡姿見鏡台三面鏡凸面鏡

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精選版 日本国語大辞典 「凹面鏡」の意味・読み・例文・類語

おうめん‐きょう アフメンキャウ【凹面鏡】

〘名〙 球面鏡の一種。球面の内側を反射面にした反射鏡。シュミットカメラ、反射望遠鏡、集光器などに用いられる。凹鏡。⇔凸面鏡。〔改正増補物理階梯(1876)〕

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百科事典マイペディア 「凹面鏡」の意味・わかりやすい解説

凹面鏡【おうめんきょう】

狭義には球面の内側を反射面とする鏡。焦点距離fは球面の半径rの半分で,鏡から物体,像までの距離をそれぞれa,bとすると,(式1)の関係がなりたつ。物体が鏡から見て焦点より遠ければ,物体と同じ側に倒立実像ができ,焦点より近ければ,物体と反対側に正立の虚像ができる。広義には回転放物面の内側を反射面とする放物面鏡回転楕円面の内側を反射面とする楕円面鏡を含む。平行光線を収束させるように反射する。→凸面鏡
→関連項目球面鏡

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「凹面鏡」の意味・わかりやすい解説

凹面鏡
おうめんきょう
concave mirror

球面の内側の一部が反射面になっている球面鏡。光を集束させるので反射望遠鏡などの光学器械に用いられる。

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改訂新版 世界大百科事典 「凹面鏡」の意味・わかりやすい解説

凹面鏡 (おうめんきょう)

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世界大百科事典(旧版)内の凹面鏡の言及

【球面鏡】より

…反射面が球面である反射鏡。球面の内面を反射面とする凹面鏡concave mirrorと球面の外面を反射面とする凸面鏡convex mirrorがある。鏡面の中心(鏡心)Mと球面の中心(球心)Oを通る直線を光軸といい,光軸の近くで光軸に平行に入射した光線およびその延長線はほぼ焦点Fに集まる。…

※「凹面鏡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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