長和寺跡(読み)ちようわじあと

日本歴史地名大系 「長和寺跡」の解説

長和寺跡
ちようわじあと

寺名は大治二年(一一二七)から天承元年(一一三一)にかけて書写された大般若経(奈良県橿原市保寿院蔵)の奥書に「河州丹南八上両郡境長和寺」、承安二年(一一七二)三月一八日の佐伯景弘持経者巻数注進状(高山寺聖教類紙背文書)に「河内国丹南郡黒山長和寺」とみえる。長和寺は当地伝承と、天保三年(一八三二)小寺村辰年免定(檀野家文書)に「字長和寺」が記されることから、小寺こでらに存在したと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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