日本歴史地名大系 「美原町」の解説 美原町みはらちよう 大阪府:南河内郡美原町面積:一三・三七平方キロ南河内郡西北部を占め、東は羽曳野(はびきの)丘陵の分水嶺を境に羽曳野市・富田林(とんだばやし)市、南は狭山(さやま)町・堺市、西は堺市、北は松原市に接する。国道三〇九号が南北に通る。狭山町の狭山池と北方を流れる大和川のほぼ中間に位置し、町域は羽曳野丘陵西麓を北流する東除(ひがしよけ)川と、狭山池から北流する西除川によって、東部丘陵地・中部平野部(中位段丘面)・西部平野部(低位段丘面)に三分割される。総面積の五〇パーセントが標高五〇メートル以上の高燥地であり、西除川左岸を除く平野部でも両除川からの取水が困難で、灌漑用水の多くを狭山池と町内の大小無数の溜池に頼っており、縦横に錯綜する灌漑水路と溜池が、この地区特有の田園風景を形成している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by