長尾新村(読み)ながおしんむら

日本歴史地名大系 「長尾新村」の解説

長尾新村
ながおしんむら

[現在地名]高砂市阿弥陀町長尾あみだちようながお

北山新きたやましん村の北に位置し、高御位たかみくら山の南麓に立地する。印南いなみ郡に属した。寛文元年(一六六一)東阿弥陀村の松本新右衛門は高御位山麓の開発を姫路藩に願出て許され、同村百姓数人が移住したとされる(増訂印南郡誌)。同四年に村立てされ(寛延三年「村明細帳」松本家文書)、貞享元年(一六八四)までに九町七反余が開発された(寛文八年「長尾新村新田畑改帳」同文書など)幕末まで姫路藩領。元禄一〇年(一六九七)の検見帳(同文書)では高五〇石余・反別一〇町六反余、植付は稲一町四反余・木綿六町四反余など二町五反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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