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長崎の赤飯

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デジタル大辞泉プラスの解説

長崎の赤飯

古典落語の演目のひとつ。上方種。四代目橘家円喬が「上方芝居」として演じた。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

長崎の赤飯
ながさきのこわめし

落語。江戸・金田屋の息子金次郎は勘当されて長崎へ行き、長者屋のひとり娘お園と結婚してやがて子供もできるという。それを知った父親の金左衛門は、自分が大病だと偽って金次郎を呼び戻し、長崎へ帰らないように渡辺喜平次の娘おいちと添わせようとする。その挙式が近づいたころ、身重のお園が乞食(こじき)に姿を変えて江戸へきた。喜平次の情ある計らいでお園は金次郎とめでたくいっしょになることができ、おいちは念願の尼になるという。やがてお園は金太郎という男の子を産み、この子に長崎の長者屋の跡を継がせ、金次郎は江戸の金田屋を相続した。今年は金太郎の初節句というので、人形を買って長崎へ送ってやったところ、長崎から赤飯が届いたという。「長崎から赤飯がくる」といえば、長い物事のたとえで、おもしろみのないことがだらだら長く続くのを評する慣用句であるが、この人情噺(ばなし)ではそれをほのぼのとした味わい深い結末に用いている。もとは上方(かみがた)落語で、明治10年代に橘家円喬(たちばなやえんきょう)が東京へ移した。6代目三遊亭円生(えんしょう)がよく演じたが、近年では演(や)り手のない珍しい演目となっている。[関山和夫]

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