長引野又新村(読み)ながびきのまたしんむら

日本歴史地名大系 「長引野又新村」の解説

長引野又新村
ながびきのまたしんむら

[現在地名]魚津市長引野ながびきの

布施ふせ谷の布施川左岸にあり、西は長引野新村、南は小川寺おがわじ村。河岸段丘上に立地し、灌漑の便が悪かったが、延宝年間(一六七三―八一)布施川のいけしり(現黒部市)対岸で取水する長引野用水ができてから村立てされたという。延宝五年の一八四石余など三度の畑直高があり、天保一一年(一八四〇)の打銀高二四九石余、ほかに当村領として延宝五年など計一八三石余の畑直高や同八年など計四二石余の新開高がある(「高免帳」杉木家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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