長谷川初音(読み)ハセガワ ハツネ

20世紀日本人名事典 「長谷川初音」の解説

長谷川 初音
ハセガワ ハツネ

昭和期の牧師 元・神戸女学院宗教主事。



生年
明治23(1890)年5月15日

没年
昭和57(1982)年2月18日

出身地
長崎県平戸市

旧姓(旧名)
藤原

学歴〔年〕
京都女子師範卒,東京女高師文科卒

経歴
明治45年東京中央バプテスト教会で受洗。岡山県井原町立女学校、兵庫県姫路日ノ本女学校教師を経て、大正8年神戸松蔭女学校教師、9年神戸女学院教師となり、昭和16年まで同学院で宗教主事を務めた。この間、牧師長谷川敞と結婚、4年組合基督教会伝道師となり、10年同教会初の女性牧師となった。神戸女学院退職後は芦屋浜教会、西宮香櫨園教会、六甲キリスト教会を設立した。著書に「エパタ」「漱石作品中の女性像」など多数。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長谷川初音」の解説

長谷川初音 はせがわ-はつね

1890-1979 昭和時代の牧師。
明治23年5月15日生まれ。45年受洗。昭和9年神戸女学院教員となり,宗教主事をつとめる。10年日本組合基督(キリスト)教会初の女性牧師となる。芦屋浜教会,六甲キリスト教会などを設立した。昭和54年2月18日死去。88歳。長崎県出身。東京女高師(現お茶の水女子大)卒。旧姓は藤浦。著作に「エパタ」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android