門貫村(読み)かどぬきむら

日本歴史地名大系 「門貫村」の解説

門貫村
かどぬきむら

中世の伊集いじゆう院内の村名。現松元町石谷いしだにの小地名門貫が遺称地とされる。元応二年(一三二〇)一一月二三日の大蔵家安沽却状(山田文書)に「いしゆいんかとぬき」とみえ、大蔵家安が伊集院忠親に先祖相伝の所領である門貫の田園ならびに山野畠地などを売却している。売却地の四至は東は谷山たにやま(現鹿児島市)境道、南は原山(春山か)境道、西は仁田尾にたお境道、北は中原なかはら境ならびに鹿児島境道。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android