閉鎖子嚢果(読み)へいさしのうか(その他表記)cleistothecium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「閉鎖子嚢果」の意味・わかりやすい解説

閉鎖子嚢果
へいさしのうか
cleistothecium

子嚢菌類生殖器官である子嚢果一種。コウジカビ類やウドンコビョウキン類にみられる。形は球形,亜球形などで,表面に種々の形をした突起毛状体などを有することもあるが,その内腔に子嚢を形成する。閉鎖子嚢果は孔口がないが,子嚢が完熟すると破開して子嚢胞子を逸出する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む