山川 世界史小辞典 改訂新版 「開平礦務局」の解説
開平礦務局(かいへいこうむきょく)
Kaiping
清末,河北省灤州(らんしゅう)開平に設立された中国最初の洋式採掘法による炭鉱。1878年,招商局の船舶用石炭自給のため直隷総督李鴻章(りこうしょう)が設立した。業績は順調に発展していたが,1900年の義和団事件の際,イギリスが謀略によって礦務局の資産および経営権を乗っ取り,開平礦務公司を設立した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報