コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

開放処遇 かいほうしょぐう

2件 の用語解説(開放処遇の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

開放処遇
かいほうしょぐう

逃走防止のための塀や鉄格子を設けず,受刑者の自律を信頼して,社会生活と近似した開放的な環境のもとで,更生の促進をねらった行刑処遇の方法。犯罪性の進んでいない収容者の処遇や仮釈放予定者に対する釈放前処遇として適するばかりでなく,地域住民の刑務所や受刑者への恐怖心,敵対心をやわらげ,受刑者の社会復帰に役立つ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の開放処遇の言及

【行刑】より

… 20世紀には,T.M.オズボーンによる囚人自治制の試みがあり,またカリフォルニアなどの諸州では,積極的に犯人改善を目ざした心理療法や集団療法等の手法が開発され,科学主義を標榜して犯人一人一人の必要に応じた個別処遇を目ざす分類処遇が,それまでの画一的機械的に受刑者の自由領域を広げていって改善釈放につなげる累進制に取って代わる様相を示した。国連による被拘禁者処遇最低基準準則(1957採択)など人権保障の手当てや,施設内処遇から社会内処遇への転換も主張され,高い塀や厳重な施錠といった拘禁確保のための物理的設備を伴わない開放処遇や,施設拘禁とパロールとの中間処遇も発展した。一方では1960年代には,アメリカの公民権運動,反戦運動,学生の反乱とともに体制側の権威失墜もあり,刑務所体制に対しても従来の受刑者訴訟によるものや突発的暴動のみならず,組織的な挑戦が試みられ始めた。…

※「開放処遇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

開放処遇の関連キーワード鉄格子波丸翁格子狐格子格子子城府を設けず鉄格子ボトム格子造CSBM油による海水の汚濁の防止のための国際条約

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone