開け行く(読み)ひらけゆく

精選版 日本国語大辞典 「開け行く」の意味・読み・例文・類語

ひらけ‐ゆ・く【開行】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 次々と開花してゆく。咲き移ってゆく。
    1. [初出の実例]「廊をめぐれる藤の色も、こまやかにひらけゆきにけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)胡蝶)
  3. 文化発達、進歩する。
    1. [初出の実例]「ひらけゆく世の魁の馬くるま心ののらぬ人なかりけり〈清生〉」(出典:開化新題歌集(1878)〈大久保忠保編〉馬車)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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