開走(読み)ひらきばしり

精選版 日本国語大辞典 「開走」の意味・読み・例文・類語

ひらき‐ばしり【開走】

  1. 〘 名詞 〙 帆船横風を受けて帆走すること。その際、帆を開き帆にするところからいう。右舷から風を受けて走る右舷開きを面楫(おもかじ)走り、左舷から風を受けて走る左舷開きを取楫(とりかじ)走りという。ひらき。
    1. [初出の実例]「戌亥風に変し候故、ひらき走り仕候」(出典:新川文書‐浦手形(1745‐46))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android