関らう(読み)かからう

精選版 日本国語大辞典 「関らう」の意味・読み・例文・類語

かから・うかからふ【関・係】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙
  2. ある物事に関係する。かかわる。
    1. [初出の実例]「朝又掃除あり、打敷等しかる。御戸は花足等にかからわぬ間、御はづしなく候」(出典:石山本願寺日記‐私心記・天文一一年(1542)一一月二一日)
  3. ふれる。さわる。
    1. [初出の実例]「臣(やつこ)(うけたま)はる、易産腹(はらやす)き者は褌(はかま)を以て躰(み)に触(カカラフ)に、即便(すなは)ち懐脤(はら)みぬ」(出典日本書紀(720)雄略元年三月(前田本訓))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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