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関ヶ原物 せきがはらもの

世界大百科事典 第2版の解説

せきがはらもの【関ヶ原物】

浄瑠璃,歌舞伎の一系統。関ヶ原合戦を題材にした作品の総称。ただし江戸時代にはそれを直接劇化することは許されていないので,もっぱら〈前太平記〉の世界や頼朝没後の鎌倉時代の出来事に仮託,脚色されている。あまり著名な作品はないが,主要なものとしては,浄瑠璃に,1719年(享保4)8月(推定)大坂豊竹座の《頼光新跡目論(らいこうしんあとめろん)》,83年(天明3)1月江戸肥前座の《石田詰将棋軍配(いしだづめしようぎのぐんばい)》,90年(寛政2)11月大坂竹本座の《恋伝授文武陣立(こいのでんじゆぶんぶのじんだて)》があり,一方,歌舞伎には,1789年3月大坂市山座の《大振袖粧湖(おおふりそでけわいのみずうみ)》,99年3月大坂藤川座の《石畳嫩陣幕(いしだたみふたばのじんまく)》,1881年(明治14)9月東京市村座の《関ヶ原東西軍記》,87年6月東京新富座の《関原神葵葉(せきがはらかみのあおいば)》などがある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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