阪本 蘋園(読み)サカモト ヒンエン

20世紀日本人名事典 「阪本 蘋園」の解説

阪本 蘋園
サカモト ヒンエン

明治〜昭和期の漢詩



生年
安政4年6月24日(1857年)

没年
昭和11(1936)年1月23日

出生地
尾張国鳴尾(愛知県)

本名
阪本 釤之助

旧姓(旧名)
敏樹

別名
字=利卿,百錬,別号=三橋

経歴
尾張藩士永井匡威の三男。若くして漢学を青木樹堂、漢詩を森春濤に学ぶ。のち元老院議官坂本政均の養子となる。長じて内務官僚となり、福井県知事、名古屋市長、勅選貴院議員、日本赤十字副社長などを経て、枢密院顧問官を務めた。兄久一郎と共に漢詩に長じ、雑誌「百花欄」「漢詩春秋」などに作品を発表。著書に「台島詩程」(大東文化大学蔵)がある。また「明治二百五十家絶句」、「現代日本文学全集」(改造社、第37巻)にも収録されている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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