防乾紙育(読み)ぼうかんしいく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「防乾紙育」の意味・わかりやすい解説

防乾紙育
ぼうかんしいく

稚蚕生理に適した高温多湿の条件をつくるために防乾紙を用いる稚蚕飼育法の一種。防乾紙としては融点 50℃以上の良質のパラフィン紙がよい。飼育方法は1~2齢は蚕座紙の上に1枚の防乾紙を敷いて蚕座を載せ,その上に1枚かぶせ,3齢は下に敷かず上からかぶせるだけにし,周囲のすきまをふさいでおく。上にかぶせる防乾紙は給桑の 30分前ぐらいに取除いて給桑後またかぶせる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む