精選版 日本国語大辞典 「稚蚕」の意味・読み・例文・類語 ち‐さん【稚蚕】 〘 名詞 〙 蚕の一齢から三齢までのもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「稚蚕」の意味・わかりやすい解説 稚蚕ちさんyoung silkworm 1~3齢の蚕をいい,4~5齢の壮蚕と区別しているが,ときには3齢のみを中蚕といい,1~2齢を稚蚕と呼ぶこともある。高温,多湿,通風不良などの気象環境について抵抗力は強いが,栄養不足,各種蚕病や有害物質に対しては弱い。飼い方は栄養の多い適当な硬さの桑を与え,多湿のもとで桑のしおれるのを防いで十分食べさせる。温度は1齢 27~28℃,2齢 26℃,3齢 25℃ぐらいで飼うのがよい。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の稚蚕の言及 【カイコ(蚕)】より …掃立桑としては新梢の上から4~5葉目のやわらかい葉がよく,これを細かくきざんで与える。1~3齢幼虫を稚蚕(ちさん)というが,この時期の最適温湿度は27~28℃,80~90%であり,相当高い湿度が必要である。そのため,蚕座をパラフィン紙で覆うなどして保湿につとめる。… ※「稚蚕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by