日本歴史地名大系 「阿多野郷村」の解説 阿多野郷村あだのごうむら 岐阜県:大野郡高根村阿多野郷村[現在地名]高根村阿多野郷北の乗鞍(のりくら)岳(三〇二六・三メートル)から流れ出す東(ひがし)谷・真(しん)谷・黒(くろ)谷が合流して飛騨川の源流となり南流する。同川沿いの標高一二〇〇メートルの位置に集落が点在し、飛騨川沿いに西へ下ると上(かみ)ヶ洞(ほら)村で、同村から来た野麦街道と福島街道が分れ日和田(ひわだ)村に向かう。当村側の砥石原(といしばら)付近を鎌倉街道ともよぶ。阿多野川沿いに乗鞍岳への登山道も古くから開かれていた。元禄飛騨国検地反歩帳に村名がみえ、高三石余・畑二町九反余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by