阿瀬比村(読み)あせびむら

日本歴史地名大系 「阿瀬比村」の解説

阿瀬比村
あせびむら

[現在地名]阿南市阿瀬比町

山口やまぐち村の西に位置し、西は中山なかやま(現鷲敷町)とも記され、里として赤坂・四歩一・谷松窪・宮多尾・大佐古・鴨川・壁石・舟越・中越寺がある(阿波志)。「阿波国太龍寺縁起」によると、天長二年(八二五)六月一三日、淳和天皇の宣旨により金剛座主に寄進された地域の東限とされた「汗日野」は当地のことと考えられる。慶長二年(一五九七)の分限帳に山田彦八郎知行分として那東なとう郡阿瀬比一三五石余とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android