日本歴史地名大系 「阿良川村」の解説 阿良川村あらかわむら 埼玉県:加須市阿良川村[現在地名]加須市阿良川東は下之(しもの)村、南東は道地(どうち)村(現騎西町)、西は串作(くしつくり)村など。当村の南西、串作村境から道地村境に至る長さ一・五キロ、幅平均一一メートル、堤敷一〇メートルほどの通称阿良川堤があった。寛永二年(一六二五)羽生(はにゆう)領代官大河内金兵衛が、利根川・荒川からの水を防ぐ水除堤として築造したという(「風土記稿」「郡村誌」など)。現鷲宮(わしみや)町鷲宮(わしのみや)神社の文禄四年(一五九四)八月付棟札に神領として「志多見荒河(中略)此郷何三分一」とみえる。羽生領に所属(風土記稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by