降り染む(読み)フリシム

デジタル大辞泉 「降り染む」の意味・読み・例文・類語

ふり‐し・む【降り染む】

[動マ下二]降ってしみ通る。じめじめと降る。
「寒き雨は枯野の原に―・めて山松風の音だにもせず」〈風雅・冬〉

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精選版 日本国語大辞典 「降り染む」の意味・読み・例文・類語

ふり‐し・む【降染・降沁】

  1. 〘 自動詞 マ行下二段活用 〙 降ってしみ通る。また、じめじめと降る。
    1. [初出の実例]「春雨はふりしむれども鶯の声はしほれぬものにぞありける〈源俊頼〉」(出典:二度本金葉(1124‐25)春)

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