降り添う(読み)ふりそう

精選版 日本国語大辞典 「降り添う」の意味・読み・例文・類語

ふり‐そ・う‥そふ【降添】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 さらに降り続く。いっそう強く降る。降り重なる。
    1. [初出の実例]「きみを思ふ数にしとらばをやみなく降りそふ雨のあしはものかは」(出典:兼盛集(990頃))
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 降って他の物に加える。
    1. [初出の実例]「雨ののどやかにふりそへたるさへこそをかしけれ」(出典:堺本枕(10C終)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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