限定責任能力(読み)ゲンテイセキニンノウリョク

デジタル大辞泉 「限定責任能力」の意味・読み・例文・類語

げんてい‐せきにんのうりょく【限定責任能力】

刑事責任能力が十全ではないとして、その者の犯した罪に対する刑が減軽されること。刑法上、心神耗弱こうじゃく者がこれにあたる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「限定責任能力」の意味・読み・例文・類語

げんてい‐せきにんのうりょく【限定責任能力】

〘名〙 刑法上の責任限定軽減される場合の人をいう。心神耗弱(こうじゃく)者と、程度の軽い唖者がこれにあたる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の限定責任能力の言及

【責任能力】より

…責任能力は犯罪行為のときに要求され,刑の執行のときに要求される刑事訴訟法上の受刑能力とは異なる。現行刑法は消極的に,犯罪不成立となる責任無能力と責任能力が著しく減弱しているために刑が減軽される限定責任能力を規定する。14歳未満の者は責任無能力である(刑法41条)。…

※「限定責任能力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android