限定(読み)げんてい(英語表記)determination

翻訳|determination

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

限定
げんてい
determination

規定あるいは制限の意。論理学的にはある類概念に種差を加えて種概念をつくること,あるいはある概念に内包を加えて外延を小さくすることをいう。哲学史上限定を思考軸の中心に据えた最初の人はおそらくアナクシマンドロスであり,彼は変化生成消滅するすべての存在者は限界をもち限定されているとの明確な認識に基づき,万物のアルケ (原理) は限界をもたぬもの (ト・アペイロン) でなくてはならぬとする一元論を構成した。

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デジタル大辞泉の解説

げん‐てい【限定】

[名](スル)
物事の範囲や数量を限ること。「参加資格を限定する」「200部限定
思考の対象性質範囲などを狭めて明確に定めること。

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大辞林 第三版の解説

げんてい【限定】

( 名 ) スル
物事の量・範囲などを定めて、それを超えるものを認めないこと。 「応募資格を二〇歳以下に-する」
〘論〙 概念の内包を増加して外延を縮小し、曖昧あいまいさを除くこと。規定。制限。 ⇔ 概括

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精選版 日本国語大辞典の解説

げん‐てい【限定】

〘名〙
① 範囲や数量、権限などを一定の範囲に限り定めること。
※改正増補物理階梯(1876)〈片山淳吉〉下「其運行は互に皆限定したる常道ありて、之を軌道と名づけ」
※御身(1921)〈横光利一〉一一「姉の手紙の書き方が彼の想像を限定させないので」
② 論理学で、概念の意義を狭くして曖昧(あいまい)さを除くこと。思惟対象の領域をきめること。制限。規定。
※哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉二「概念の限定は種々なる等級に於て顕さる」

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